【まとめ】学生に賃金を

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【まとめ】学生に賃金を

学生に賃金を』を読んだので、気になった内容のまとめ記事です。


はじめに

本書では、大学の無償化について論じていく。なぜ、大学はタダでなくてはならないのか、なぜ、日本の大学は授業料がたかくて、奨学金には借金しかないのか。そんな疑問に一つひとつこたえていくつもりだ。ひとがなんの負い目にもしばられずに、好きなことを好きなだけ考えて、好きなように表現していくことは可能だろうか。それをめいっぽいやらせてくれるのが、無償の大学だ。そこではいっさいの評価や選別なしに、学生的な生が保証される。逆に、ひとを負い目でしばりつけ、はたらくことに必死にさせるのが学費(授業料+生活費)と借金である。大学の学費をタダにして、返さなくてもいい奨学金を創設しよう。大学の無償化は、真の自由を手にするのとおなじことだ。

私は諸事情により小学5、6年、中学生あたりで「あ、なんか働いてお金を稼がないといけないんだろうな」と漠然と考えてしまい、高校時には全く勉強をせず(教師の教え方が面白くなかったというのもある)、大学にも行かなかったので、奨学金での借金もなく、40歳近くになった現時点で幸いその他での借金もないはず(まぁ、家族を持てるとかそういった状況すら思い描けない状態ではある・・・)。親がどれだけ借金しているのか、大丈夫なのかとかは未だに怖くて聞けてはいないが。

35歳、年収80万円、借金は635万円

わたしはいま35歳、年収は80万円で、借金は635万円。借金は日本学生支援機構から借りた奨学金だ。これでも収入はあがってきたほうで、2009年に大学院をでてから去年(2013年)まで、年収は10万円しかなかった。食えない。職業は、大学非常勤講師。半期で1コマの仕事しかなかったので、コマ数をふやしたくて、いろんな大学に応募してみたのだが、ひとつもとおらなかった。とうぜん奨学金は返せないので、猶予してもらってきた。年収300万円以下であれば、5年間は猶予してくれる。

この本は、幼児から小学生、中学生、高校生など子供を持つ親に読んでほしい書籍だと感じた。

最近ニュースでもよく取り上げられている、大学生活をするために奨学金で借りたお金が卒業時には借金としてスタートする場合が多々あるようだ。もちろん、大学・大学院を卒業していれば手取り・給料・年収が多い企業や研究機関などに就職すれば、簡単に借金を返すことができるかもしれないが、働き方などや上手く就活で就職できなかった場合、この「学生に賃金を」の著者のように、年収は世間一般の平均にも足らず、なかなか借金が返せないという状況がありえる。

もちろん、元のポテンシャルは、わたしのような大学に行かなかった人間よりは高いはずなので、年収が少なく借金が返せない環境からそのうち抜け出せるかもしれないが、大学入学してもしなくても、選択肢を誤って「学生に賃金を」の著者のような借金がなかなか返せない年収の低い結果にならないように、子供にも早めに考える知識を与えておくべきだと思う。

私が子供に伝えるなら、大人になってからやりたいことが見つかった場合でも基礎知識がなければ、やりたいことへのシフトが難しいので、しっかりいろんな勉強をしておき可能であれば大学へ入学すべきと思っている。なので親が身を削るべき。


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